島根県・出雲市十六島(うっぷるい)地方でとれる岩のり「十六島のり」の歴史は古く、奈良・平安時代には朝廷への貢納品とされていました。この地方ではお正月やお祭りなどの日に、「十六島のり」の入った「のりふで」が食べられています。「のりふで」はのりをたっぷり使った汁物で、汁の中ののりを箸で持ち上げると、のりが筆の先のようになることが名前の由来になっているそうです。給食では「岩のり」ではなく、安易に手に入る「焼き海苔」で代用しましたが、海苔の香りがよく美味しいすまし汁でした。
ちなみに、本日のデザートは「パフェ」。郷土料理とは全く関係ないのですが、コロナウイルス感染症の影響が長引き、予防対策をしながら日中をみやうちで過ごされている利用者の皆さんに、喜んでもらえたらな~の気持ちを込めました。盛り付けに時間はかかりましたが・・・見た目は?映え~!味は?「美味しい~♡」作ったかいがありました。
毎月実施してきた「郷土料理」も来月でいよいよ最終回、47回目は「滋賀県」です。
いよいよ日本の味めぐりもフィナーレを迎えます、お楽しみに。
ちなみに、47都道府県の料理はまだまだいろいろあります。また、次回、めぐれればと思います!
管理栄養士 荒川